平成仮面ライダー

平成仮面ライダーランキング

石ノ森章太郎監督が亡くなられてから制作された平成仮面ライダーシリーズは、 監督の作品をリスペクトし平成世代へ"ヒーロー"を継承する作品として、『仮面ライダー』をより広い世代へ愛される作品へと進化を遂げてきました。 最近ハマったという方やもう一度見返したいという方もきっと多いと思いますが、 1年をとおして放送される仮面ライダーはシリーズほぼすべてが40話以上なので、「どれから観よう・・・」と悩んでしまう方も多いはず。
そこで・・・ファンが選ぶ! 平成仮面ライダーランキングTOP5!

第5位   仮面ライダークウガ

2000年1月30日から2001年1月21日まで全49話が放送された平成仮面ライダーシリーズ1作目です。 謎の古代遺跡で2000年の眠りから目覚めたグロンギ族の襲撃を受けた冒険家・五代雄介(演:オダギリジョー)は、 彼らとともに遺跡から発掘されたベルトから戦士のイメージを感じクウガへと変身し一緒に襲われていた警察官達を救い出しました。 グロンギ族の脅威から人々を守る為に戦士として戦うことを決意した雄介は、 警察捜査本部からもクウガを謎の存在とされ命を狙われながらも彼らを守ることで味方であることを証明し、共に戦っていきます。 クウガは「仮面ライダーに変身するのは改造人間」「敵の戦闘員の登場」など旧作から引き継がれてきたものをとっぱらい、 バリエーション豊富で鮮やかな「フォームチェンジ」「社会派ドラマ」という後の平成仮面ライダーシリーズに繋がる作風が特徴ですが、 その世界観や作品自体の雰囲気、物語の進み方はもっとも昭和ライダーの作風をリスペクトし継承している平成ライダーと言えるかもしれません。

第4位  仮面ライダーオーズ

2010年9月5日から2011年8月28日まで全48話が放送された平成仮面ライダーシリーズ12作目です。 美術館に収蔵されていたオーメダルの封印が解かれ、800年の眠りから目覚めたグリードが街中へと逃亡するなか、 偶然一枚のオーメダルを拾った火野映司(演:渡部秀)は、腕の怪物アンク(演:三浦涼介)からメダルを返すように脅されてしまいます。 そこに現れたグリードの分身ヤミーがアンクや周囲の人間たちに危害を加えるのをみて無謀にも立ち向かっていく映司。 それを見たアンクはもう2枚のオーメダルとベルトを映司へ渡し仮面ライダーオーズとして戦うことに・・・。 欲望をメインテーマに、人々の欲望から生まれるオーメダルとメダルを巡る人間とグリードとの争奪戦を描き、 敵と戦いながらオーメダルを増やし変身バリエーションがどんどん増えていくというところにも注目が集まりました。

第3位  仮面ライダーW

2009年9月6日から2010年8月29日まで全49話が放送された平成仮面ライダーシリーズ11作目です。 モチーフは探偵で、架空の都市・風都を舞台に街を愛する私立探偵・左翔太郎(演:桐山漣)は、 亡き師匠・鳴海荘吉に託された謎の少年・フィリップ(演:菅田将暉)とともに街で怪事件を起こすドーパントと戦うために「W」に変身し戦います。 その戦いを目撃した住民たちはいつしか彼らを仮面ライダーと呼ぶようになり、風都は仮面ライダーWによって平和を守られてきました。 仮面ライダー史上初となる「2人で1人の仮面ライダー」という斬新な設定に加え変身後のデザインも体の色が左右非対称という奇抜さであるもの、 マフラーやメタリックすぎないシンプルなデザインは昭和ライダーに一番近いかもしれませんね。 カブト以降に観られるコメディー要素を今回もふんだんに使いながらも探偵モノとしてミステリー要素もしっかりと取り入れられ、 世界観やキャラクター設定は「探偵物語」をオマージュしている部分が多いのも特徴です。

第2位  仮面ライダー電王

2007年1月28日から2008年1月20日まで全49話が放送された平成仮面ライダーシリーズ8作目です。 モチーフになったのは電車。自分達の存在する未来を侵略しようと現代にやってきたイマジンは歴史の改変を目論み、 人間に憑依しその人物の過去の記憶から目的の時代、事柄へ関与。破壊活動を行うことで時間を改変していきます。 野上良太郎(演:佐藤健)はひょんなことから時の列車デンライナーへ乗車してしまい仮面ライダー電王としてイマジンを追い彼らを阻止する戦いへと巻き込まれていきます。 特異点として素質に恵まれながらも気弱で不運続きの良太郎。『時の列車』に乗り仮面ライダーとなった少年が、時の旅人として自分を見出し、電車を降りるまでの成長物語を描きました。 仮面ライダー=バイクという概念を変えた作品でしたが、 子どもたちにとって年齢的に乗ることのできないバイクよりも身近な存在だった電車を採用したそうです。 良太郎に力を貸す個性的な性格のイマジン達は、良太郎に憑依することで良太郎自身の性格や外見も変えてしまいます。

第1位  仮面ライダー555

2003年1月26日から2004年1月18日まで全50話が放送された平成仮面ライダーシリーズ4作目です。 全国を一人旅をしている乾巧(演:半田健人)は、旅先で居合わせた園田真理とともにオルフェノクに襲われてしまいます。 真理は持っていたベルトを装着してオルフェノクと戦おうとしましたが変身は失敗。 その場にいた巧にベルトを使わせて仮面ライダーファイズに変身させることによってオルフェノクを撃退します。 時を同じくして植物状態から死亡したと思われていた1人の青年が謎の蘇生を遂げ、オルフェノクとして覚醒しました。 人間とオルフェノクの熾烈な戦い、共存をテーマに描いていきます。 555の一番特徴はベルトを入手すれば、条件はあるものの誰でも仮面ライダーに変身できるところ。 そのため一つのライダーに変身できる人が複数いたり、ベルトの奪い合いも描かれていました。